39.ゴムさん②

ゴムさんとの約束の日。

あすかちゃんに散々「会うのが怖い」とお決まりの愚痴を聞いてもらった後、約束のお店に向かいました。

 

ゴムさんはお店の前のベンチで座って待ってくれていました。

おかげでわかりやすかったです。

実際に会ってみたゴムさんはシャツインの、まさに「理系」といった少し顔色の悪い男性でした。

お仕事頑張って来たんだなぁ、という感想でした。

軽く挨拶をすませ、2人でお店の中へ。

店員さんに席に案内され、メニューを渡され、笑顔で注文を聞かれます。

 

「ランチでいい?」

「はい」

「じゃあAランチ2つで、パスタはカルボナーラと……、ベーコンと茄子のアラビアータで」

 

私の頭の中は再びクエスチョンマークでいっぱいに。

ゴムさん、ランチ2つ食べるのかな?

でも私の注文言う前に店員さん帰っちゃったな。

私もしかして水だけで過ごすのかな?

 

ここで「私のは?」と聞けるコミュ力があればよかったのでしょう。

でも私にはそんなものありません!

頭にクエスチョンマークを抱えたまま、ゴムさんとの会話は続きます。

 

やはりゴムさんは会話に慣れているタイプの男性ではないようで、苦戦はしましたが、メールほど苦痛ではありませんでした。

普通にぎこちなく会話が続きます。

 

「今日場所すぐわかりましたか?」

「ナビ使ったから問題なかったよ」

「そういえば今日天気悪いですね」

「そうだね」

「どんな天気が好きですか?」

「研究室にこもっているから、そんなに天気は関係ないかな」

 

そんな風に会話を進めていると、店員さんがランチセットを運んできました。

私に緊張が走ります。

 

「茄子とベーコンのアラビアータのお客様」

「はい」

 

茄子とベーコンのアラビアータはゴムさんの前に置かれます。

そしてそのままカルボナーラが私の前に置かれました。

店員さんが去った後、私は尋ねます。

心臓バクバクです。

 

「カルボナーラ、私が貰っていいんですか?」

「うん。女の子だからカルボナーラ好きでしょ?

 

この人、ヤバい人なんじゃないだろうか。

私の心臓は破裂しそうでした。

確かに私はカルボナーラが好きです。

でもアラビアータも好きだしブッタネスカも好きだしボンゴレも好きだしペペロンチーノも好きだし、もっと言うと私はこの日、半熟の目玉焼きが乗ったナポリタンが食べたかったです。

 

その後も順調に会話を重ね、ランチの後にカフェに行き、その後解散しました。

ずっと頭の中にカルボナーラのことがありましたが、順調に会話を進めることができたと思います。

「子どもかわいいですね」とか「年を取っても夫婦でお茶してて素敵ですね」とかそういう結婚した後の話もふわっとできたと思います。

私にしてはすごく頑張りました。

頑張りすぎたせいか、帰ったらどっと疲れが出たくらいです。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ
にほんブログ村
ブログランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです。

決めつけが激しいゴムさんと婚活した話一覧はこちら
ゴムさん①
ゴムさん②
ゴムさん③
コメントで教えてもらったけど、モラハラ要因らしい