76.ゴミ収集車さん③

それから、ゴミ収集車さんとは「会ってみよう」となどという決定的な進展もないまま、ダラダラとメッセージの交換を進めていました。

私も真剣に乗り気ではありませんでしたし、ゴミ収集さんもそうだったのでしょう。

「結婚したらやっぱり共働きじゃないと、今の時代厳しいですよね」

「正社員で働いてくれないと生活厳しいよね」

という会話から、ゴミ収集車さんも妥協して私とメッセージ交換をしているのがわかりました。

私も正社員で就職することに向けて動いていましたが、まだ現在の仕事を終わらせられていなくて、転職準備期間です。

ゴミ収集車さんも自分の収入に不安があって、ちゃんと働いている女性じゃないと嫌だったのでしょう。

 

そうやってダラダラとメッセージ交換を続ける中、珍しくゴミ収集車さんから話題の提供がありました。

「そういえば、婚活ブタさんって体重何キロ?」

プロフィールに「太っています」とは書いていましたが、そんな何キロかまで直接聞かれたことはないのでびっくりしました。

ダイエット中で、最初よりはだいぶん落としたとはいえ、まだまだ標準には程遠い体重です。

「太ってるので具体的な数字を言うので恥ずかしいです」

「デブなの?」

私は慌ててプロフィールを見直しました。

「太っている」という一文を抜かしてしまっていたのでしょうか。

だとしたら大変です。

写真は掲載しているとはいえ、他のメッセージをやり取りしている方にも伝わっていない可能性があります。

デブは私の大きなコンプレックス。

それを理由に会った後に断られたくないため、マッチングする前からわかるようにプロフィールにはちゃんと書いていたはずでした。

プロフィールを確認してみると、やっぱりちゃんと書いています。

おかしいです。

まさか、という考えが頭をよぎりました。

受け身過ぎて気付かなかったのですが、この人プロフィールをちゃんと読んでいないのでは。

「プロフィールにも書いていますけれど、デブで間違いないと思います」

 

そこからゴミ収集車さんのメッセージは途切れました。

弟が無職でも、低収入でも、転職してもまだ許せるけれど、デブはダメだったみたいです。

まさかそんなプロフィールに書いてあることに、しばらくメッセージ交換をしてから躓くとは思いませんでした。

私の「もしゴミ収集車さんと結婚したら」という苦悩は何だったんだ。

そして、なんで婚活相手のプロフィールをちゃんと読んでいなかったのか。

デブは写真でもわかりそうなものなのに。

すごく悲しい気持ちになりました。

それと同時に「マッチングする相手のプロフィールをろくに読んでいない人がいる」ということにも衝撃でした。

プロフィールもろくに読まず、メッセージ交換でも完全受け身で、どうして婚活ができると思ったのでしょうか。

 

ゴミ収集車さんと婚活を進めると、話し合わないといけないこと、確認しないといけないこと、覚悟しなければいけないことがたくさんありました。

なのでこれで良かったと言えばこれで良かったです。

でも、「デブは婚活において大きなデメリットである」と改めて私は現実を突きつけられました。

ダイエットも初めて、何人かとは会えていたので調子に乗っていたのでしょう。

「病気さえしなければここまで太らなかったのに」

久々に病気を恨みました。

そして、その日は久々に深夜のカップラーメンを解禁しました。

病気以前にだから太るんです。

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