133.警察官さん⑩

警察官さんにもやもやしながらも、私は新しい仕事を決めました。

働きながら仕事が取得できる仕事です。

これで正式に結婚が決まるまで、仕事に慣れながら仕事も取得して。

結婚したら引っ越しして、新しい土地で同じ仕事を探す。

そういう計画でした。

どのタイミングでお互いの親に挨拶するとか、結納とか、結婚指輪の話とか。

そんな話もゆっくりと進めていました。

相変わらず「結納って何?」とか「結婚ってどうしたらできるの?」とか頓珍漢な人でしたが、その時は笑って教えてあげることができていました。

 

ですが、上手く行かないのが人生です。

 

「転勤になった」

唐突に警察官さんが言いました。

まぁ、警察官だし、そういうこともあるでしょう。

でもその後が問題でした。

「すごく遠い場所になったから、付いてきてなんて言えない」

実は警察官さんとはお付き合いするとなった時に、転勤の可能性はちゃんと本人に確認していました。

「県内以外はないから安心して良い」とその時は言っていたのですが、全く話が違います。

そして何より。

私は今の仕事を辞める段取りが付きました。

派遣ではありますが、転職先も決めていました。

結婚への話もゆっくりと進んでいました。

この時点で婚活が振り出しに戻るってダメージが大きすぎます。

「やっぱりこの人私の話聞いていなかったんじゃあ」「そもそもそんな真剣に私とのこと考えてくれてなかったんじゃあ」「それともよっぽど頭が足りないのか」と色んな不安が頭を過ぎりました。

 

「それでけいちゃんはどうしたいの?」

「どうしたいって?」

「別れたいの? それとも付いてきて欲しいの?」

それでも警察官さんに未練はあります。

だから、素直な警察官さんの気持ちを聞きたかったです。

「別れたいなら悲しいけれど別れるし。 付いてきて欲しいのなら、私も頑張るから」

「でもワガママ言えないし」

「私はけいちゃんの気持ちを一番に優先したい」

というか、どうせ引っ越すなら距離なんて関係ないだろうという気持ちもありました。

どっちにしろ見知らぬ土地で暮らすのは変わらないのです。

「ブタちゃんに付いてきて欲しい」

「ありがとう」

 

その場では、そういうことで話が着きました。

でも、この時から2人の気持ちの方向性に亀裂が走っていたようにも思います。

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