199.毛玉さん⑲

いよいよ両家顔合わせの日がやって来ました。

この顔合わせが無事に終わったら、毛玉さんとの同棲スタートです。

「今までありがとうございました」と私は祖父に頭を下げて家を出ました。

祖父はいつまでも私の車を見送ってくれました。

 

そしていよいよ両家顔合わせです。

先に結婚した友人たちから「顔合わせの時は彼氏さんに場を仕切ってもらうといいよ」とか「結納や結婚式の話したよ」とか「お互いに家系図持ち寄ったよ」「新生活の費用について話し合ったよ」などなど聞いていました。

なので予め「どんなことを話すか」毛玉さんと打ち合わせはしていたのですが。

いざ始まってみると、意気込んで私たちが場を仕切ることもなく、お互い好きに話してくれました。

両家ともに「結納はしなくていい(したくない)、結婚式も新居も2人のいいようにしてくれたらいい」というスタンスでいてくれたので、特にややこしい話にもならず、有り難かったです。

 

ただ、入籍のことに関しては言われてしまいました。

「一緒に暮らすんだったら、今からでも入籍したら?」

「紙出すだけだからすぐできるでしょ?」

私たちの意見を尊重してくれているとはいえ、やはり「結婚する前に同棲するなんて」という気持ちは強いみたいです。

私も結婚前提でなければ絶対同棲なんてしないので気持ちはわかります。

でも、お互いの両親の気持ちを大切にしたくても、やはり婚活で出会った人と同棲もせずに入籍は怖いのです。

一緒に暮らしてみてからどんな隠れた部分が見えてくるかわかりません。

これからの人生を一緒に歩んでいくつもりではいますが、所詮まだ半年程度の付き合いです。

「ブタちゃんの誕生日までには結婚するし、時期はちゃんとこっちで決めるから」

キッパリと毛玉さんはそうお互いの両親に言ってくれました。

毛玉さんのお父さんだけは「一緒に暮らすんなら今日出したって変わらないのに」と諦めきれないみたいでしたが、他には何もなく、両家の顔合わせも無事に終わりました。

 

本当は誰ももやもやした気持ちにならずに事を運びたかったのですが、結婚前のお試し同棲に関してだけは私たちも譲れません。

もう少し説明できる時間もあったらよかったのですが、毛玉さんのお仕事のことや私の誕生日までに結婚したいというワガママもあったので、時間をかけるわけにはいきませんでした。

こればかりは本当に申し訳ないと思います。

 

顔合わせが終わって、お互いの両親を見送ってから新居に向かいました。

引っ越しの時に何度も足を運びましたが、「今日からここで暮らすんだ」と思うとまた新鮮な気持ちです。

「これからずっとよろしくね」

「ずっと一緒にいようね」

そうして毛玉さんと私の結婚前のお試し同棲生活がスタートしました。


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