低収入アラサーデブスのネット婚活記録

低収入アラサーデブスのネット婚活記録です。

カテゴリ: 婚活体験談

フリータイムも無事に終わり、いよいよお開きです。 ちょっと変わった形態とはいえ、これは婚活イベント。 解散する前にカップリング発表の時間があります。 紙に気になった人の番号を3つまで書いて、スタッフが回収しました。 もちろん私は白紙で提出です。   6組 ... 続きを読む
211.【過去編】BBQ合コンの話⑥

フリータイムも無事に終わり、いよいよお開きです。

ちょっと変わった形態とはいえ、これは婚活イベント。

解散する前にカップリング発表の時間があります。

紙に気になった人の番号を3つまで書いて、スタッフが回収しました。

もちろん私は白紙で提出です。

 

6組か7組のカップリングが成立していたと思います。

参加者が男女25名ずつなので、3分の1から4分の1のカップリング成立率です。

すごいです。

カップリングが成立した人たちは、先にバスで女性の集合場所だったホテルまで向かいます。

(男性は集合場所が現地で、解散場所がホテルと場所が違いました)

残念ながらカップリング成立しなかった人たちはそのバスがピストンで帰って来るまで待機です。

 

ここまで来て、私はすっかり気が緩んでしまいました。

辛かった時間が終わり、後は帰るだけなのです。

気分もハイになっていました。

だから、こんな初歩的なミスを犯してしまったのでしょう。

私は近くにいた男性に話しかけてしまいました。

普段はコミュ障なのに、気が緩んでハイになってしまった結果の謎行動です。

「終わりましたね」

「そうですね」

「BBQとかアスレチックとか、中々無い経験でしたよね。楽しかったですか?」

「あの、話しかけないでもらっていいですか?

「……すみません」

最後の最後に気が緩んでしまったせいで、余計なことをしていらぬ傷を増やしてしまいました。

今思えば、誰かに話しかけたかったら少し足を延ばして女性を捕まえればよかったのです。

自分でやらかしたことながら、少し泣きそうになりながらバスに乗って帰りました。

 

何の収穫もなく、傷だけ増やして終わったBBQ合コンでした。

しかし2週間後。

見知らぬアドレスから1通のメールが届きました。

 

『お久しぶりです

BBQ合コンで会ったたけしです

早めに連絡取ろうと思っていたのですが、仕事が忙しくて今になってしまいました

BBQ合コンではあまり喋ることができなかったですけれど、あゆみさんのことがもっと知りたいです

よかったら今度飲みにでも行きませんか?』

 

フリータイムの時に、スタッフに促されて連絡先を交換したうちの誰かでしょうか。

残念ながら私はあゆみではありません。

それに2週間も連絡を取らなかったということは、その2週間で別の人にアタックでもしていたのでしょう。

本物のあゆみさんにもとても失礼な話です。

 

2週間経っても新たな傷を作り、私はそのアドレスを拒否設定に入れました。

「やっぱり合コンは私には向いていない」

もうこんな婚活イベントには絶対に参加しないと強く心に決めました。

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私たちBBQ合コン参加者一行はスタッフに連れられて川べりまで移動しました。 私みたいにぽつんとぼっちで移動している人もいれば、いい雰囲気になっている男女もいて、友達とお喋りしながら移動している人もいます。 中には1人の女性を2人の男性が取り合いしながら移 ... 続きを読む
210.【過去編】BBQ合コンの話⑤

私たちBBQ合コン参加者一行はスタッフに連れられて川べりまで移動しました。

私みたいにぽつんとぼっちで移動している人もいれば、いい雰囲気になっている男女もいて、友達とお喋りしながら移動している人もいます。

中には1人の女性を2人の男性が取り合いしながら移動しているなんていう羨ましい光景もありました。

 

川べりに着くと、そこにはアスレチックがありました。

木とロープでできた昔からありそうなアスレチックです。

普段の私なら近付きもしません。

何だかちょっと嫌な感じがしました。

そして「みんなで協力してアスレチックで遊びましょう! 男性は優しく女性を手助けしてあげてね」と言うスタッフ。

やっぱりです。

 

キャッキャ言いながら楽しそうに遊んでいる人たちと、私みたいに黙々とただアスレチックを「渡る」ことだけを考えている人たち。

すごく対照的です。

勇気を振り絞って参加してみたけれど、人の輪の中に入っていく勇気が持てなかった人間の末路です。

自分でも思いますが、「お前何しに来たの?」と思われていても仕方がありません。

「参加さえすれば何とかなるかもしれない」と自分が思っていたのだな、と痛感しました。

ブスならなおさら、結局は自分で行動を起こさなければいけないのに、受け身でいたせいです。

でもだからと言って今さら誰かに話しかけてみる勇気もなくて。

すごく惨めな気分で、誰に助けてもらうわけでもなく1人でアスレチックをクリアしました。

 

アスレチックが終わったらフリータイムです。

「どんどん連絡先を交換してください」と煽るスタッフ。

この時間が連絡先交換タイムのようです。

でも精神的に打ちのめされ、どの男性とも話すこともできなかった私には関係ありません。

今まで誰とも会話ができなかったのです。

急に「連絡先を交換してください」なんて言えません。

私は川遊びをしながら盛り上げる男女をぼーっと見ていました。

 

しかし、そんな完全に諦めてリタイアしたぼっちも放っておかないのがスタッフです。

お金払ってもらっているからといってすごいです。

「疲れちゃった?」

意気消沈の私に気さくに話しかけてきます。

「はい。普段こんなことしないので」

「そうなんだ。貴重な体験だね。でもせっかくだから、友達の輪を広げないと損だよ」

そんな風に上手いことこの空気に馴染めていない参加者の輪に誘導されました。

女性2人に男性が5人くらいだったでしょうか。

その集まりでスタッフを交えながら、フリータイムが終わるまでずっとお話をしていました。

その間にちゃっかりと全員に連絡先交換させたスタッフはやり手だと思います。

 

そしていよいよ、お待ちかねのお開きの時間が訪れました。

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火起こし体験を挟み、いよいよBBQ開始です。 「肉を寄越せ!」と私は真っ先に肉に向かいました。 ――というわけにはいきませんでした。 そのBBQには変なルールがありました。 女性は座ってタレやお皿やお箸、飲み物は男性が持ってくる、というルールだったので ... 続きを読む
209.【過去編】BBQ合コンの話④

火起こし体験を挟み、いよいよBBQ開始です。

「肉を寄越せ!」と私は真っ先に肉に向かいました。

――というわけにはいきませんでした。

そのBBQには変なルールがありました。

女性は座ってタレやお皿やお箸、飲み物は男性が持ってくる、というルールだったのです。

そう、目の前に肉こそあれど、男性の動きがなければ女性は肉も食べられなければ飲み物も飲めません。

まさかトングでそのまま食べるわけにはいきませんから。

主催者側はなんてハードなルールを設けてくれたんだと思います。

 

私は待ちました。

誰かが持ってきてくれるのを。

他の参加者は続々肉にありつけているのを横目に見ながら待ちました。

でも中々私のところにはタレの入ったお皿もお箸も飲み物もやって来ません。

ブスは所詮そんなものです。

「帰りたい」

そう強く願いながら惨めな思いでいると、スタッフの助け舟がありました。

私と同じく相手を見付けられずうろうろしていた男性を連れて来てくれたのです。

これでやっと肉が食べられます。

 

「ありがとうございます」

「いえ」

「……」

「……」

「……」

「……今日はお一人ですか?」

「はい」

「……」

「……」

「……」

「……お肉美味しいですね」

「そうですね」

そんなとても気まずい思いをしながら私たちもBBQに参加しました。

食べるセットを持ってきてくれた人と上手く会話ができなかったからといって、同じ火を囲む人と和気あいあいとも喋ることができません。

他の人たちは何となく盛り上がってきているのに。

私の対人スキルと容姿でこんなリア充なイベントに参加するのなんて無理があったのです。

周りを見渡せば、私と同じくこの空気に全く馴染めていなさそうな人も数名いました。

「私だけじゃなかった」と妙な安堵感を覚え、もう私はその場に馴染むことを諦めてただひたすらにお肉を食べました。

 

しばらくすると、スタッフから「場所を移動してもいいですよ」と指示が出ます。

場の雰囲気に馴染んだ風な人たちは男性も女性も一斉に移動を始めました。

どうやら自分の気になる異性の近くに移動を始めたようです。

一気に広がるリア充な空間。

それに耐え切れず、私も場所を移動することにしました。

目立たず、地味に落ち着ける空間を探して。

 

そう考えていたのは私だけではなかったのでしょう。

一角だけ、異様に盛り上がっていない場所がありました。

盛り上がってはいませんでしたが、私には天国に見えました。

「すみません、ここいいですか?」

「あ、はい」

そして盛り上がることなく無難にぼそぼそと会話をします。

時々スタッフが盛り上げに来ますが、それでも盛り上がりません。

私も含め「この人たち何のために参加しているんだろう」状態です。

そしてBBQの肉も尽き、やっとこの地獄が終わると思いました。

 

「お腹もいっぱいになりましたし、川の方にでも遊びに行きましょうか!」

スタッフさんがそんなことを言い出すまでは。

BBQが終わっても受難は続くようです。

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時間が来るといよいよBBQ合コンの始まりです! といっても、男性がいるわけでもなく、BBQ会場へバスで移動するだけです。 重苦しい雰囲気のまま。見知らぬ女性と隣同士になり、だからといって何か会話するでもなく黙ってバスに揺られます。 対人スキルの低い私に ... 続きを読む
208.【過去編】BBQ合コンの話③

時間が来るといよいよBBQ合コンの始まりです!

といっても、男性がいるわけでもなく、BBQ会場へバスで移動するだけです。

重苦しい雰囲気のまま。見知らぬ女性と隣同士になり、だからといって何か会話するでもなく黙ってバスに揺られます。

対人スキルの低い私にとっては辛い時間です。

公共のバスなら何も辛いことはないのに、不思議でした。

 

揺られること10分か15分くらいだったでしょうか。

バスは目的地に到着しました。

だからといって、私の辛い時間が終わるわけではありません。

むしろBBQが始まるのでこれからが本番です。

 

会場ではすでに男性陣が色々な道具のセッティングを始めていました。

バスを降りたら、男性女性ともに受付番号順に整列させられます。

そして一人2分の自己紹介タイムです。

名前と年齢と職業を言って「よろしくお願いします」だけで終わりです。

なのでどんな人が参加しているのか、触りだけしかわかりません。

いかにもBBQが好きそうな人が多かったですが、その中に1人だけアニメのTシャツを着て、アニメの扇子を持った人がいました。

私と同じで無理して参加したタイプなのかな、と少しだけ親近感が湧きました。

 

そして自己紹介が終わるといよいよお待ちかねのBBQです。

といってもチャッカマンですぐに点火ではありません。

小学生の時に何かの研修でやったような錐(きり)と弓を使った火起こしです。

まさか20才を超えてから火起こし体験をする機会が、しかも合コンで訪れるとは思いませんでした。

錐と弓を使った火起こしは2人一組でするのが一般的らしく、「火と一緒に恋の炎も燃え上がる」がコンセプトらしいです。

ですが、時間と道具の関係で実際に火起こしができるのは男女3名ずつ。

スタッフの人が立候補を募りますが。

誰も手を挙げません。

それはそうです。

50人近い初対面の男女に見守れながら火起こしをしたいなんて人、珍しいのではないでしょうか。

火を起こさないとBBQが始まらないので、スタッフが1人ずつ声をかけていきます。

私も声をかけられましたが断固拒否です。

ここで「やります」という積極性があればよかったのでしょうが、私みたいな暗い性格のブタには無理です。

そしてスタッフの人の必死の努力の結果、何とか人数が集まり火を起こすことができました。

火を起こす一組の男女を大勢で見守るという不思議な空間でした。

皆初対面なので声援が飛んだり、なんてこともありません。

「やっぱり来なければよかったかもしれない」

そんな考えが頭を過ぎりました。

 

6人が起こしてくれた火を大きなバーベキューのコンロに移し、いよいよBBQの始まりです。


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BBQ合コンに参加することを決めた私ですが、問題がいくつかありました。 大勢の初対面の人がいる場所は苦手、BBQが苦手などの問題の他に服装です。 普通の合コンならばいつもの恰好をして行けばいいのですが、今回はBBQです。 BBQってどんな服装をすればい ... 続きを読む
207.【過去編】BBQ合コンの話②

BBQ合コンに参加することを決めた私ですが、問題がいくつかありました。

大勢の初対面の人がいる場所は苦手、BBQが苦手などの問題の他に服装です。

普通の合コンならばいつもの恰好をして行けばいいのですが、今回はBBQです。

BBQってどんな服装をすればいいのでしょうか。

 

私の勝手なイメージですが、BBQは長袖のシャツとジーパンにスニーカー。

首にはタオルを巻いて日除けに帽子を被る。

そんなイメージです。

ですが、仮にも合コンにそんな服装で行ってもいいのでしょうか。

だからといって普通の合コンで着て行くようなひらひらのスカートを履いて行くのはまずいことは私もわかります。

 

私は悩みました。

本当にどんな服装をしたらいいかわからなかったのです。

悩んで悩んで悩みぬいた結果。

ジーパンにノースリーブのワンピース。

上にカーディガンを羽織るという服装で行くことにしました。

靴はヒールのものしか持っていなかったので、仕方がありません。

ヒールで行くことにしました。

帽子も持っていなかったのでなし。

タオルは首に巻かず、カバンに入れて行くことにします。

こんなのでいいのか全くわかりませんでしたが、もうこれで勝負するしかありません。

全く落ち着かない気分のまま、私はBBQ合コン当日を待ちました。

 

そしてBBQ合コン当日。

男性と女性は集合場所が違いました。

男性はBBQ会場に現地集合で、女性は少し離れたホテルに集合です。

女性は参加者全員でバスに乗って現地まで移動だそうです。

合コンが始まって初めて対面する形です。

受付を済ませると時間が来るまで控室で待機です。

おばちゃんのアドバイス通り、一人で来ている人ばかりでした。

そして私が一番気になるのは他の参加者はどんな服装で来ているのだろう、ということです。

ジーパンにシャツにスニーカーといった私の想像するBBQスタイルの人(でも何だかオシャレ)から、清楚系のワンピースにミュールに履いている人。

色々と幅広くて、ほっとしました。

ただでさえデブスなのに服装でまで浮きたくなかったのです。

 

待合室は、少しピリついた雰囲気でした。

他の参加者とは一切目を合わせず、ずっとスマホと睨めっこしている一人での参加者。

その中で数少ない二人組での参加者は楽しそうに友人同士でお喋りしています。

異様です。

「他の参加者と慣れ合って世間話でも」なんて雰囲気は一切ありません。

その雰囲気に緊張しつつ、私は集合時間までスマホと睨めっこ組に入りました。


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これはゆるゆる婚活していた時代の話です。 たしか、私が24才くらいの時だったと思います。   事の発端は、お節介好きなおばちゃんに「結婚しないの?」と聞かれたことでした。 「結婚したいんですけれど、してくれる相手がいないんですよ」 「待ってるわけで相手が ... 続きを読む
206.【過去編】BBQ合コンの話①

これはゆるゆる婚活していた時代の話です。

たしか、私が24才くらいの時だったと思います。

 

事の発端は、お節介好きなおばちゃんに「結婚しないの?」と聞かれたことでした。

「結婚したいんですけれど、してくれる相手がいないんですよ」

「待ってるわけで相手が現れるわけないじゃない。ちゃんと合コンとか行ってるの?」

「合コンとか苦手で……」

「じゃあいいイベントあるから教えてげる。それに参加しなさい」

と、なぜか強制されるように紹介してもらったのが「BBQ合コン」でした。

参加者が男女合わせて50人程度の大型合コンイベントです。

合コンと名は付いていますが、主催する団体は婚活イベントを多く開催している団体で、参加者はライト層からガチ勢まで幅広くいるのが特徴だそうです。

普通の合コンと違い、恋人を見つける以外にも目的がある合コンなので「みんなでワイワイ楽しんでいるうちに気になる人がでてきて……」なんて展開もあるんだとか。

しかもBBQなので、お肉も食べられるし、楽しく過ごせるので、もしお相手が見つからなくても参加費がそんなに無駄にならない。

というのがおばちゃんの理論でした。

 

この時点で「BBQなんて無理」と思いました。

私はコミュ障且つインドアブタです。

BBQなんてキラキラしたもの、とてもじゃないですが積極的に参加したいとは思えません。

というかコミュ障にとって初対面の人とワイワイBBQなんて拷問だとしか思えません。

 

「変わったイベントで面白そうですけれど、今回はやめときます」

「何言ってるの。待ってるだけじゃ出会いは向こうから来てくれないんだよ?」

「でも私、BBQとかあまりしたことなくて……」

「そこでかわいく『いやーんこんなの初めてー』とか白々しく言っておけばいいの! そしたら勝手にやってくれるから」

「でも一緒に行ってくれる友達もいないし……」

「こういうのは一人で行くものなの!」

 

「もしかしたら良い人がいるかもしれない」「いなくても肉が食べられる」「チャンスは無駄にするな」「女の賞味期限はクリスマスケーキと一緒」

おばちゃんからの数々の説得で、私はやる気になりました。

単純です。

その中でも「女の賞味期限はクリスマスケーキと一緒。あんたはギリギリアウト」が一番応えました。

 

おばちゃんに見守れながらその場でBBQ合コンに申し込みです。

そして「一人で参加すること」「あまり喋りすぎないこと」「しっかり肉を食べてくること」をおばちゃんと約束し、BBQ合コンに備えることになりました。


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婚活を始めたばかりの頃のことです。 それこそチェック眼鏡くん(「17.チェック眼鏡くん①」)やアゴさん(「30.アゴさん①」)と会うか会わないかのやり取りをしていた辺りです。 私がしていたのはネット婚活。 友人知人の紹介みたいにちゃんと確実な身元を証明してく ... 続きを読む
205.【番外編】SNSの恐怖

婚活を始めたばかりの頃のことです。

それこそチェック眼鏡くん(「17.チェック眼鏡くん①」)やアゴさん(「30.アゴさん①」)と会うか会わないかのやり取りをしていた辺りです。

私がしていたのはネット婚活。

友人知人の紹介みたいにちゃんと確実な身元を証明してくれる人はいません。

もしかしたら、プロフィールが全て嘘の可能性だってあります。

そして私はコミュ障の上臆病で、人間不信です。

会うと決まってからもあすかちゃんにぐだぐだ言っていました。

「会うのが怖い」とか「変な人だったらどうしよう」とか「結婚詐欺しかもしれない」とかそれはもうぐだぐだぐだぐだ。

あすかちゃんも色々と励ましてくれましたが、それでもぐだぐだ言い続ける私。

(本編ではあすかちゃんの励ましでさっと会うことを決めたように書きましたが、本当はずっとぐだぐだ言っていました)

そんな私を安心させるためにか、あすかちゃんはたくさんのスクリーンショットを送ってくれました。

「実在する人物だし、プロフィールに嘘はないみたいだよ」

それはとあるSNSのプロフィール画面でした。

 

「どうやって調べたの?」

「本名わかれば検索すれば一発だよ」

「あすかちゃんすごい」

「友人関係も変な人がいるわけじゃないみたいだし、安心していいと思うよ」

 

そのSNSのプロフィール画像も、婚活サイトのプロフィール画像もシチュエーションは違えど、どう見ても同一人物。

名前も年齢も職業も完璧に一致しています。

「こんな身元の確認する方法もあるのか」と私は感激しました。

あすかちゃんには何度「ありがとう」と言っても足りません。

 

ですが、それと同時に不安になってしまいました。

「それって私のSNSも同じよう身見られるんじゃないの?」と。

婚活なのでプロフィールを見られるのは構いません。

私も嘘は書いていませんし。

ですが、過去に投稿したちょっぴり痛い投稿や、画像の数々を見られてしまったらと思うと。

背筋が寒くなりました。

私はそんなに頻繁に投稿していたわけではありませんが、やはり学生時代はSNSを楽しいと思って利用していた時代もあったわけで。

若気の至りの、今思い出すと恥ずかしい投稿や画像もあるわけです。

友人に見られるだけなら気になりませんが、それを婚活相手に見られてしまったらと思うと。

 

そしてもし変な婚活相手に当たってしまい、SNSを探られた場合。

私のSNSの友人関係から、友人に被害が飛び火する可能性もゼロではないのです。

 

「便利だけれどSNSって怖い」

安心するために自分は検索したいけれど、検索されるのは怖い。

最近利用することもあまりなかったので(黒歴史を消す意味でも)私はSNSを退会することにしました。

元々SNSに向いている性格でもなかったのでしょうか。

退会してからも特に不便に感じることはなく、むしろ「この人誰だっけ……?」という人からの友達申請やメッセージが来ることもなく快適です。


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今さらになってしまいましたが。 婚活の体験談をずっと書いていた頃、「なんでそんな変な相手とばかり会っているんですか? 普通の人はいないんですか?」とコメントを頂くことがよくありました。 確かに私の条件が低いせいもあってか、お会いする方は癖が強い方が多か ... 続きを読む
204.【番外編】普通の婚活

今さらになってしまいましたが。

婚活の体験談をずっと書いていた頃、「なんでそんな変な相手とばかり会っているんですか? 普通の人はいないんですか?」とコメントを頂くことがよくありました。

確かに私の条件が低いせいもあってか、お会いする方は癖が強い方が多かったです。

それでもたまにはかずきちさん(「43.かずきちさん」)みたいに素敵なお相手もいましたし、普通のお相手もいました。

かずきちさんは私にとって、とても素敵な婚活相手で、とても心に残る方だったので記事にさせてもらいましたが、正直他の方はそうでもありませんでした。

記憶にもあまり残っていませんし、当時の日記にもちゃんと記録として残っていません。

ブログの記事としてもあまりにも内容が薄すぎて、書いてみて自分でも「読み物として面白くない」と思ったので結局書きませんでした。

ですが、コメントを頂いた件もありますし、これからネット婚活をしようと思っている人が「ネットって変な人しかいないんだ」と思ってしまっても困るので、今回普通の方とお会いした時の話も書いてみたいと思います。

 

その人とマッチングしたのは、最初に「婚活サイトB」を使っていた時でした。

29才で年収600万の研究職です。

音楽の趣味が同じということで奇跡的にマッチングすることができました。

なのでギターさんとお呼びすることにします。

 

ギターさんはネット婚活をしている人たちの中ではコミュ力がある方で、お互いに拙いながらも、探り探りでコミュニケーションを取ることができました。

私ばかり質問を投げかけるのではなく、会話のキャッチボールができる人です。

 

子どもは欲しいけれど、1人か多くても2人。

結婚相手には仕事よりも家事育児に力を入れてほしい。

子どもが小さいうちは専業でも構わないけれど、ある程度大きくなったら働きに出てほしい。

などなどギターさんとは大まかな条件が合い、尚且つ音楽の話でも盛り上がったので、めでたくお誘いいただきお会いすることになりました。

時間はお昼で、美味しいと評判のイタリアンに連れて行ってもらえることになりました。

 

約束当日。

実際にお会いしたギターさんは写真通りの方でした。

そして、メールよりもスムーズに色々なことをお話することができました。

話が盛り上がった、ということはありませんでしたが不快な部分もなく、無事にデートは終了。

私の方としては不満なところは特に無かったので、お礼メールのついでに「またお会いしたいです」と伝えるものの、ギターさんからのお返事は「思ったのと違ったのでごめんなさい」とのことでした。

 

これが私の経験した普通の婚活です。

やっぱり面白くないし、何の参考にもならなさそうです。


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こうして私の婚活はハッピーエンドで幕を閉じることができました。 実はこの後離婚して、婚活第二期に突入しています――の方がブログとしては面白いのですが、大きな事件は何もなく幸せに日々を送っています。   あんなに苦しくて、「進んだ」と思っても後退ばかり。 ... 続きを読む
203.婚活を終えて

こうして私の婚活はハッピーエンドで幕を閉じることができました。

実はこの後離婚して、婚活第二期に突入しています――の方がブログとしては面白いのですが、大きな事件は何もなく幸せに日々を送っています。

 

あんなに苦しくて、「進んだ」と思っても後退ばかり。

一歩も前に進めなかった婚活ですが、毛玉さんと出会ってからは(原付に轢かれるというアクシデントはありましたが)全てとんとん拍子に進むことができました。

本交際してから同棲、入籍も早かったですし、「もしかして毛玉さんって過去に悪いことしているの?」と疑いたくなるくらい毛玉さんのご両親からも歓迎してもらいました。

入籍してからも1年以内に結婚式、新婚旅行、妊娠、マイホーム着手も済ませることができ、今は出産してかわいいミニ毛玉ちゃんと家族3人で暮らしています。

人生って本当に不思議なものです。

やはり相性が良い人と出会えた時は一気に事が進むのだと思います。

「結婚は勢い」とよく言ったものです。

 

でも、婚活を始めて急に婚活パーティーで毛玉さんと出会っていても、もしかしたら私と毛玉さんは結婚できていなかったかもしれません。

この結婚はネット婚活で培った土台があったからだと思っています。

まず、あすかちゃんからは異性とのコミュニケーションのこと、恋愛と結婚は同じようで別であること、婚活の進め方などなど教えてもらいました。

実際にネット婚活で実践を重ねるに連れ、異性とのコミュニケーションを段々と自分のものにすることができました。

「人のふり見て我がふり直せ」ではないですが、身だしなみのだらしない人からは身だしなみの重要性を学び、マナーの悪い人からはマナーの重要性を学び、喋ろうとしない人からはコミュニケーションをしようと下手でも努力する姿勢が大切ということを学びました。

また、目先のことだけでなく「将来のこと」を考えなければいけないということ学びました。

その上での「自分ができること」と「自分ができないこと」の重要性もです。

 

そしてその時間があったからこそ、毛玉さんと出会うまでにダイエットで体重を落とすこともできたし、化粧品を変えることで肌の調子を整えることもできました。

オシャレな友人に教えてもらって「男受けのしそうなファッション」や「無難な髪型」「メイク」の勉強も深めることができました。

 

婚活は辛かったです。

できれば避けて通りたかったですが、あの苦しい時間があったからこそ、今の幸せな生活があるのも事実です。

「もう一度婚活がしたいか」と聞かれたら私は絶対に「No」と答えます。

でも、「婚活に費やした2年間が無駄だったか」と聞かれても「No」です。

 

低収入で貯金もほとんどないし、デブだし、筋金入りのブスだし、病気もある。

恋愛経験もほとんどなければ、他人とのコミュニケーションも苦手。

そんな私ですが、足掻いて足掻いてやっと幸せな結婚生活を手に入れました。

ずっと欲しかった子どもにも恵まれることができました。

苦しい思い出ばかりですが、婚活を終えて、「婚活してよかった」と心の底から思えます。

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毛玉さんからプロポーズしてもらってから、市役所に婚姻届けを貰いに行ったり、証人欄にサインを貰ったり、必要書類を集めたり、入籍後の手続きについて色々調べたりしてあっという間に時間が過ぎていきました。 良い日を選んで入籍する日も決めました。 必要書類や、入 ... 続きを読む
202.毛玉さん㉒

毛玉さんからプロポーズしてもらってから、市役所に婚姻届けを貰いに行ったり、証人欄にサインを貰ったり、必要書類を集めたり、入籍後の手続きについて色々調べたりしてあっという間に時間が過ぎていきました。

良い日を選んで入籍する日も決めました。

必要書類や、入籍後の手続きに関しては何回も2人で確認しました。

せっかく大安の日を選んだのに書類が足りなくて入籍できなかったら意味ないですし、入籍後の手続きも抜けが無いようにスムーズに行いたいです。

 

それから改めて両家には入籍日が決まったことを報告に行きました。

(毛玉さんが私の祖父にも一緒に報告に言ってくれました)

皆「やっとか」という感じでしたが、とても喜んでくれました。

 

そして入籍日当日。

朝一番で記入済みの婚姻届けと必要書類を持って2人で家を出ました。

これが受理されれば私の苗字は変わり、晴れて毛玉さんと夫婦です。

やっと私の婚活も終わります。

 

市役所に到着して、順番の受付を済ませ、呼ばれるのを待ちます。

呼ばれたら2人で婚姻届けを出しました。

「それでは婚姻届けをお預かりしますね。戸籍謄本もお預かりしてよろしいですか?」

「はい」

「え? 戸籍謄本いるの?

きょとんとした毛玉さんの顔。

「え? 持ってきてないの?」

「え? いるの?」

「婚姻届け貰いに行った時に、そう説明してもらったよね?」

「え? そんなこと言ってた」

「言ってた。何のために戸籍謄本取得したと思ってるの?」

「えー……。戸籍謄本いるなんて聞いてないよぉ」

その日、出会ってから初めて毛玉さんと喧嘩になりました。

窓口のお姉さんの計らいで婚姻届けを預かってもらって再度戸籍謄本だけ持ってくることになりました。

(おかげでちゃんとこの日に入籍の手続きを済ませることができました)

戸籍謄本を取りに帰る時もずっと「言われた」「言われていない」の言い合いをしました。

私の手帳にはしっかりメモが残っているのに自分の非を認めないので、私もヒートアップしてしまいました。

毛玉さんはいつも優しくて私の意見を尊重してくれていたので、ここまで頑なに「言われていない」と言い張られるのは意外でした。

この段階で改めて新しい一面を発見してしまいました。

 

「こんなことでこの先大丈夫だろうか」

入籍早々喧嘩をしてしまって先行き不安でしたが、それ以降は喧嘩することなく、今現在に至るまで仲良く暮らしています。

ちなみにこの一件が原因で、毛玉さんはそれ以降大事なことはメモすることと、私から「忘れ物チェック」を受けるようになりました。

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