低収入アラサーデブスのネット婚活記録

低収入アラサーデブスのネット婚活記録です。

カテゴリ: 婚活体験談

毛玉さんからプロポーズしてもらってから、市役所に婚姻届けを貰いに行ったり、証人欄にサインを貰ったり、必要書類を集めたり、入籍後の手続きについて色々調べたりしてあっという間に時間が過ぎていきました。 良い日を選んで入籍する日も決めました。 必要書類や、入 ... 続きを読む
202.毛玉さん㉒

毛玉さんからプロポーズしてもらってから、市役所に婚姻届けを貰いに行ったり、証人欄にサインを貰ったり、必要書類を集めたり、入籍後の手続きについて色々調べたりしてあっという間に時間が過ぎていきました。

良い日を選んで入籍する日も決めました。

必要書類や、入籍後の手続きに関しては何回も2人で確認しました。

せっかく大安の日を選んだのに書類が足りなくて入籍できなかったら意味ないですし、入籍後の手続きも抜けが無いようにスムーズに行いたいです。

 

それから改めて両家には入籍日が決まったことを報告に行きました。

(毛玉さんが私の祖父にも一緒に報告に言ってくれました)

皆「やっとか」という感じでしたが、とても喜んでくれました。

 

そして入籍日当日。

朝一番で記入済みの婚姻届けと必要書類を持って2人で家を出ました。

これが受理されれば私の苗字は変わり、晴れて毛玉さんと夫婦です。

やっと私の婚活も終わります。

 

市役所に到着して、順番の受付を済ませ、呼ばれるのを待ちます。

呼ばれたら2人で婚姻届けを出しました。

「それでは婚姻届けをお預かりしますね。戸籍謄本もお預かりしてよろしいですか?」

「はい」

「え? 戸籍謄本いるの?

きょとんとした毛玉さんの顔。

「え? 持ってきてないの?」

「え? いるの?」

「婚姻届け貰いに行った時に、そう説明してもらったよね?」

「え? そんなこと言ってた」

「言ってた。何のために戸籍謄本取得したと思ってるの?」

「えー……。戸籍謄本いるなんて聞いてないよぉ」

その日、出会ってから初めて毛玉さんと喧嘩になりました。

窓口のお姉さんの計らいで婚姻届けを預かってもらって再度戸籍謄本だけ持ってくることになりました。

(おかげでちゃんとこの日に入籍の手続きを済ませることができました)

戸籍謄本を取りに帰る時もずっと「言われた」「言われていない」の言い合いをしました。

私の手帳にはしっかりメモが残っているのに自分の非を認めないので、私もヒートアップしてしまいました。

毛玉さんはいつも優しくて私の意見を尊重してくれていたので、ここまで頑なに「言われていない」と言い張られるのは意外でした。

この段階で改めて新しい一面を発見してしまいました。

 

「こんなことでこの先大丈夫だろうか」

入籍早々喧嘩をしてしまって先行き不安でしたが、それ以降は喧嘩することなく、今現在に至るまで仲良く暮らしています。

ちなみにこの一件が原因で、毛玉さんはそれ以降大事なことはメモすることと、私から「忘れ物チェック」を受けるようになりました。

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「毛玉さんがいつ入籍してくれるのか」 悶々とした日々を送っていた私はついに爆発してしまいました。 「時期については任せて欲しい」と言われていたのですが、聞いてしまったのです。   「ねえ、いつ結婚するの?」 「それは任せておいて」 「でももう2カ月も経 ... 続きを読む
201.毛玉さん㉑

「毛玉さんがいつ入籍してくれるのか」

悶々とした日々を送っていた私はついに爆発してしまいました。

「時期については任せて欲しい」と言われていたのですが、聞いてしまったのです。

 

「ねえ、いつ結婚するの?」

「それは任せておいて」

「でももう2カ月も経つよ?」

「まだ2カ月だよ」

「毛玉さんのお父さんにも、私のじいちゃんにも母さんにも友達にも職場の人にも『いつ結婚するの?』って聞かれて答えられないのは辛い」

「大事なことなのにすぐ決められないよ」

「2ヵ月あったじゃん。本当に考えてくれているの?」

「ちゃんと考えてるよ」

そうは言ってくれましたが、私はそんな風には思えませんでした。

毛玉さんの仕事の都合と私の誕生日までに入籍したいという希望で済し崩し的に同棲が始まりましたが、「同棲するなら入籍日を決めてからじゃないと嫌だ」という希望は常々伝えていました。

同棲から2ヵ月も経過しているし、同棲を決めてからは4ヵ月も経っているのです。

なのに未だに毛玉さんは入籍日を決めてくれない。

もしかして、同棲してみて、毛玉さんは私と結婚する気を無くしてしまったのでしょうか。

そうだったらそうだったで早く切り出して欲しい。

私が婚活で持てる武器は20代だけです。

このままダラダラ同棲を続けて時間を消費するのは無駄です。

幸せだけれど、毛玉さんの真意がわからなくて。

でも「本当はどう思っているの?」と確信に迫るだけの勇気もありませんでした。

 

そんな悶々とした気持ちを消化できない中、毛玉さんに飲みに誘われました。

入籍日のことでもやもやしていたので、気は進みませんでした。

でも断ってしまって、毎日お仕事で疲れて帰って来る毛玉さんを傷付けるのも嫌だったので、一緒に飲みに行くことにしました。

そこで普段よりたくさん飲んで、たくさん食べました。

上がりに温かいお茶を貰って、いつもならお会計をするタイミングで、毛玉さんは箱を取り出しました。

「何これ?」

「開けてみて」

開けるとその箱の中身もう一つ箱があって、その中にはダイヤの指輪がありました。

「結婚しよう」

それはプロポーズでした。

 

その瞬間、私はわかりました。

きっと毛玉さんはこれがしたくて「入籍日は任せて欲しい」と言っていたんだと。

「毛玉さんの望むことはできるだけ叶えてあげたい」と思っていましたが、私は毛玉さんのしたかったこのことには気付かず、勝手に不安になっていたのです。

毛玉さんはちゃんと考えていてくれたのです。

 

そして翌月には婚姻届けを出すことになりました。


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毛玉さんとの同棲生活がスタートしてからしばらく。 私と毛玉さんはとても楽しく暮らしていました。   毛玉さんが洗濯の時に大量の柔軟剤を使ったり、洗濯物を干す時にシワを伸ばさなかったり、気になったら夜中でも掃除を始めたり、トイレットペーパーはシングルじゃ ... 続きを読む
200.毛玉さん⑳

毛玉さんとの同棲生活がスタートしてからしばらく。

私と毛玉さんはとても楽しく暮らしていました。

 

毛玉さんが洗濯の時に大量の柔軟剤を使ったり、洗濯物を干す時にシワを伸ばさなかったり、気になったら夜中でも掃除を始めたり、トイレットペーパーはシングルじゃないと嫌だったり、お菓子が大好きだったり。

旅行や同棲前の話し合いだけじゃわからないことがたくさんありました。

 

家事分担も一緒に暮らしていくにつれ、生活に合わせて変化していきました。

最初は洗濯も毛玉さんが「干すのはやる!」と言ってくれていたので任せていたのですが、毛玉さんは出社するのが早い(6時や6時半)ので、平日の洗濯は私が担当することになりました。

洗い物も最初は私の担当だったのですが、休日は毛玉さんがしてくれるようになりました。

 

毛玉さんの柔軟剤大量使用(1週間に1本使う)に私が文句を言ったり、私が秘密の戸棚(お菓子や日記を仕舞うため)を作ったことに文句を言われたり、そういった些細な不満はありました。

ですが大きな不満はなく、喧嘩をすることもありません。

お互いのライフスタイルを擦り合わせて、ちょっとずつ2人の良いバランスを築いていきました。

自分でも恐ろしいほど上手くいっていました。

 

毎朝、お弁当と朝ご飯を作って、毛玉さんを起こして、仕事に送り出す。

それから洗濯物を干して自分も出社。

帰りにスーパーで食材を買い足して、帰ったら洗濯物を取り込んで夕食の準備と次の日のお弁当の仕込み。

その他することを済ませたら自分の時間を過ごしながら毛玉さんが帰って来るのを待って。

毛玉さんが帰ってきたら2人の時間。

まさに私が思い描いていた幸せな生活です。

とても心が満たされて、こんな日々がずっと続けばいいなと思いました。

それと同時にこんなに幸せでいいのか心配になりました。

同棲を始めてから2ヵ月が経つ頃には、私はすっかり「毛玉さんとなら幸せになれる」と確信めいたものを抱いていました。

 

ですが、不安もありました。

ちっとも毛玉さんからいつ入籍するかの話が出て来ないのです。

毛玉さんのお父さんからは会うたびに「いつ入籍するんだ?」と聞かれていましたが、毛玉さんから「こっちでいいようにするから」と明確な時期の答えはありません。

 

毛玉さんとの生活は本当に幸せでした。

不満なんてあるわけありません。

でも、幸せを感じれば感じるほど、いつ入籍するかを決めてくれない毛玉さんに不安になりました。

本当に失礼な話ですが、本交際までいったけれど連絡が取れなくなった警察官さんや船乗りさんが頭の中をチラつくのです。

言ってしまえば毛玉さんを責める言い方になってしまうかもしれない。

それに何より毛玉さんを信じたい。

だけれど、不安で仕方がない。

今までと比べれば断然幸せな悩みですが、入籍の時期について頭を悩ませる時間が段々と増えていきました。


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いよいよ両家顔合わせの日がやって来ました。 この顔合わせが無事に終わったら、毛玉さんとの同棲スタートです。 「今までありがとうございました」と私は祖父に頭を下げて家を出ました。 祖父はいつまでも私の車を見送ってくれました。   そしていよいよ両家顔合わ ... 続きを読む
199.毛玉さん⑲

いよいよ両家顔合わせの日がやって来ました。

この顔合わせが無事に終わったら、毛玉さんとの同棲スタートです。

「今までありがとうございました」と私は祖父に頭を下げて家を出ました。

祖父はいつまでも私の車を見送ってくれました。

 

そしていよいよ両家顔合わせです。

先に結婚した友人たちから「顔合わせの時は彼氏さんに場を仕切ってもらうといいよ」とか「結納や結婚式の話したよ」とか「お互いに家系図持ち寄ったよ」「新生活の費用について話し合ったよ」などなど聞いていました。

なので予め「どんなことを話すか」毛玉さんと打ち合わせはしていたのですが。

いざ始まってみると、意気込んで私たちが場を仕切ることもなく、お互い好きに話してくれました。

両家ともに「結納はしなくていい(したくない)、結婚式も新居も2人のいいようにしてくれたらいい」というスタンスでいてくれたので、特にややこしい話にもならず、有り難かったです。

 

ただ、入籍のことに関しては言われてしまいました。

「一緒に暮らすんだったら、今からでも入籍したら?」

「紙出すだけだからすぐできるでしょ?」

私たちの意見を尊重してくれているとはいえ、やはり「結婚する前に同棲するなんて」という気持ちは強いみたいです。

私も結婚前提でなければ絶対同棲なんてしないので気持ちはわかります。

でも、お互いの両親の気持ちを大切にしたくても、やはり婚活で出会った人と同棲もせずに入籍は怖いのです。

一緒に暮らしてみてからどんな隠れた部分が見えてくるかわかりません。

これからの人生を一緒に歩んでいくつもりではいますが、所詮まだ半年程度の付き合いです。

「ブタちゃんの誕生日までには結婚するし、時期はちゃんとこっちで決めるから」

キッパリと毛玉さんはそうお互いの両親に言ってくれました。

毛玉さんのお父さんだけは「一緒に暮らすんなら今日出したって変わらないのに」と諦めきれないみたいでしたが、他には何もなく、両家の顔合わせも無事に終わりました。

 

本当は誰ももやもやした気持ちにならずに事を運びたかったのですが、結婚前のお試し同棲に関してだけは私たちも譲れません。

もう少し説明できる時間もあったらよかったのですが、毛玉さんのお仕事のことや私の誕生日までに結婚したいというワガママもあったので、時間をかけるわけにはいきませんでした。

こればかりは本当に申し訳ないと思います。

 

顔合わせが終わって、お互いの両親を見送ってから新居に向かいました。

引っ越しの時に何度も足を運びましたが、「今日からここで暮らすんだ」と思うとまた新鮮な気持ちです。

「これからずっとよろしくね」

「ずっと一緒にいようね」

そうして毛玉さんと私の結婚前のお試し同棲生活がスタートしました。


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引っ越しが終わって、祖父の家には必要最低限の荷物だけが残っていました。 この荷物さえ動かせば、もうすぐにでも毛玉さんとの同棲が始まります。 でもその前にやることが残っています。 両家顔合わせです。 部屋を探す間に日程は調整済みです。 この顔合わせが終わ ... 続きを読む
198.毛玉さん⑱

引っ越しが終わって、祖父の家には必要最低限の荷物だけが残っていました。

この荷物さえ動かせば、もうすぐにでも毛玉さんとの同棲が始まります。

でもその前にやることが残っています。

両家顔合わせです。

部屋を探す間に日程は調整済みです。

この顔合わせが終われば、お世話になった祖父の家を出て毛玉さんとの同棲が始まります。

順調に行けば、そのまま私が目指していた結婚です。

 

本当に結婚までちゃんと辿り着けるかまだわかりません。

でも、苦しくて苦しくて足掻き続けて手に入れた今。

とても感慨深いものがありました。

それと同時に不安もありました。

これからの生活のことではありません。

祖父のことです。

1人で何でもできるとはいえ、もう祖父も後期高齢者です。

妻に出て行かれ、娘3人が嫁に行ってからはずっと1人でした。

なので何だかんだ言っても寂しかったみたいで、私が「同居させてほしい」とお願いした時には喜んでくれて、色々世話も焼いてくれました。

そんな祖父ですがやはり年齢は年齢で、毎日の家事はやはりしんどいようです。

別々に暮らすようになっては今までみたいに家事をすることはできません。

体調を崩すこともよくあります。

今までは私が病院に連れて行って看病していましたが、私が行くのは1つ市を挟んだ場所です。

頻繁に様子を見に行くつもりではいますが、今までのようにはしてあげられません。

 

毛玉さんも祖父のことはとても心配してくれました。

最初は「3人で一緒に住もうか」と言ってくれていたくらいです。

(さすがに私も祖父もそれは断りましたが)

 

祖父には大変お世話になりました。

私から祖父にできる恩返しとなったら、幸せになって死ぬまでにひ孫を見せてあげることくらいです。

 

今のところ、毛玉さんに何の不満も不安もありません。

それどころかこのまま結婚したいと思っています。

事故に遭って、ボロボロな私でも献身的に尽くしてくれる毛玉さん。

この人なら一生尊敬できるし、一生尽くしたい、一生一緒にいられると思いました。

一緒に暮らしてみた途端に嫌な部分が見えてくるかもしれません。

「結婚できない」と思うようなことを発見してしまうかもしれません。

今のままの気持ちでずっといられるかわかりません。

まだ毛玉さんと出会ってから半年程度です。

これからどんどん毛玉さんのボロも剥がれてくるだろうし、私のボロも剥がれていくと思います。

でも「毛玉さんとならなんとかなるんじゃないかなぁ」と思いました。


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原付に轢かれてから1週間。 なぜかどんどん体の痛みは強くなってきます。 交通事故の打撲ってこんな感じらしいです。 痛み止めも聞きません。 骨も折れていないのにこんなに痛いなんて思ってもみませんでした。   そんな痛い中、毛玉さんが出張から帰ってきて、祖父 ... 続きを読む
197.毛玉さん⑰

原付に轢かれてから1週間。

なぜかどんどん体の痛みは強くなってきます。

交通事故の打撲ってこんな感じらしいです。

痛み止めも聞きません。

骨も折れていないのにこんなに痛いなんて思ってもみませんでした。

 

そんな痛い中、毛玉さんが出張から帰ってきて、祖父の家まで会いに来てくれました。

両手には私の大好きなお菓子やご当地ラーメンなどお土産をたくさん持ってきてくれました。

本当に優しい人です。

「色々しなくちゃいけないことがあるのに、轢かれてごめんね」と私は謝りました。

「ブタちゃんは悪くないよ。悪いのは轢いた方だよ」

それはそうなのですが、やはり罪悪感があります。

せっかく2人で色々計画しているのに、この体では思うように計画が進められません。

「引っ越しもできないかも」

「大丈夫! 荷物はオレと父さんでやるから、ブタちゃんは部屋だけ一緒に決めて」

「でも治らなかったら家事もできないし」

「洗濯も掃除もオレできるから! ご飯も作るの辛かったらお弁当買ってくるし!」

こんな優しい人に選んでもらえて、婚活が進められて本当に幸せだと思いました。

引っ越しの時も、一緒に住んでからも、下手したら何もできないかもしれないのにこんな風に言ってくれるのです。

「毛玉さんに迷惑ばかりかけると思うよ。延期しなくていいの?」

「だってブタちゃん、誕生日までに結婚したいんでしょ? 過ぎるのはかわいそうだよ。それに早く一緒に住みたいし」

迷惑はかけたくなかったけれど、そういう風に言ってくれるのが嬉しかったです。

 

少し動けるようになってから、毛玉さんと部屋を探しに不動産屋さんに足を運びました。

この怪我のせいで選ぶ部屋の選択肢が狭まってしまったり、不動産屋さんに行く途中も度々休憩を取るようにしてもらったりして、本当に申し訳なかったです。

仕事も何日か勤務して動けなくなって何日か休ませてもらう、という感じだったので、頻繁に不動産屋さんに足を運ぶこともできませんでした。

毛玉さんの仕事の都合もありましたし。

なので、部屋が決まったのは12月も半ば。

年末年始に引っ越しをする予定だったのでギリギリと言えばギリギリです。

家具や電化製品もそれから超特急で見に行って決めました。

私の母親から「治ってからにしなさい」という反対もありましたが、最終的には毛玉さんと祖父の説得で納得もしてくれたし、祖父や毛玉さんのご両親にも手伝ってもらって、無事に引っ越すことができました。
怪我をしてあまり動けないから迷惑をかけるのは目に見えているのに、私の背中を押してくれた毛玉さん、毛玉さんのご両親、祖父の存在がとても有り難かったです。

相変わらず打撲した部分のみならず全身痛いし、仕事も行ったり行けなかったりでしたが「これから毛玉さんと新しい生活が始まるんだ」と心だけは満たされていました。

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両家ご両親への挨拶が終わって、私と毛玉さんは両家顔合わせの日程決めと、一緒に暮らす部屋を決める作業に移りました。 緊張するご両親への挨拶も終わったので、これから待っているのは楽しい事ばかりです。 この頃には仕事の面でも無事に資格を取ることができ、毛玉さ ... 続きを読む
196.毛玉さん⑯

両家ご両親への挨拶が終わって、私と毛玉さんは両家顔合わせの日程決めと、一緒に暮らす部屋を決める作業に移りました。

緊張するご両親への挨拶も終わったので、これから待っているのは楽しい事ばかりです。

この頃には仕事の面でも無事に資格を取ることができ、毛玉さんに「結婚したら今のところ辞めて近所でパート先見付けてね」と言ってもらい、精神面でも無敵に安定していました。

不動産屋さんに行く前に、どんな条件で部屋を借りようかとデートの時に2人でとても楽しく話し合っていました。

「毛玉さんの会社に近い方がいいよね」とか「駅に近いと便利だよね」とか「スーパーも近くがいいな」とか。

部屋の間取りも「お風呂とトイレはセパレートがいい」「1LDKだと狭いから2DKかな」「コンロは2口欲しい」なんて話もしていました。

家具もどんなものを揃えるか、どんなところで揃えるかなんて、マイホームに備えて大きめのものを買おうかなんて、本当に夢がいっぱいで楽しかったです。

そんな時のことです。

 

私は出社中、原付に轢かれました。

 

原因は原付の側のながらスマホです。

ながらスマホでちんたら走っていたおかげでしょうか。

幸い入院するほどの怪我もなく、骨折もありませんでした。

ただ、速度は遅かったもののどかんとやられたので打撲が酷く、出社できる状態ではありません。

出社どころか痛み止めも中々効かず、日常生活を送るのも辛かったです。

とりあえず派遣会社と相談して1ヵ月お休みを頂くことになりました。

「クビになるかなぁ」「クビになっても失業保険貰えるし、辞めるつもりだったからいいや」と下衆なことを考えていたのは内緒です。

仕事はそれでいいとして、困ったのは結婚のことでした。

母には「そんなんじゃしばらく結婚できないね」と言われるし、祖父には「今が一番楽しい時期なのにかわいそう」と泣かれました。

(ちなみに父は保険会社の書類を送ってくれました)

毛玉さんには「原付に轢かれた」とは伝えましたが、出張中で顔を見ることもできません。

事故で暗い気分になっていたせいもありますが、「これは盛り上がっているところに水を差されて何となく同棲入籍が遠のき、結局破局するパターンか?」と絶望的な気分になっていました。

どうせ轢くならせめて引越しが終わってから轢いてほしかった。

これだけ婚活で足掻きまくった末にやっと掴みかけた幸せなのです。

轢いた相手は保険会社のことで1回電話して来ただけで、ろくな謝罪もなかったし、本当に散々でした。

毛玉さんと一緒に歩んで行けそうだった私の思い描く幸せな未来が遠くなっていきます。

全身痛くて何もできないので、気分転換も出来ません。

悔しくて悔しくて、「私の人生ってなんでいつもこんなんなんだろう」と恨んでしまいました。


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毛玉さんへの両親へのご挨拶が終わったので、次は私の両親です。 これがちょっと時間がかかりました。 父親は土日休みみたいなので問題なかったのですが、母親は土日に働いていたので「休みが中々取れない」と言われてしまい、顔合わせの日取りが決まるまでに1ヵ月以上か ... 続きを読む
195.毛玉さん⑮

毛玉さんへの両親へのご挨拶が終わったので、次は私の両親です。

これがちょっと時間がかかりました。

父親は土日休みみたいなので問題なかったのですが、母親は土日に働いていたので「休みが中々取れない」と言われてしまい、顔合わせの日取りが決まるまでに1ヵ月以上かかってしまいました。

「そんな話初めて聞いた」とか「じいちゃんは毛玉さんのこと知っていたのに私が知らなかったのはおかしい」とか色々と怒られてしまったので、母親としても複雑な気持ちがあったのかもしれません。

(意図的に隠していたわけではありません。毛玉さんと付き合ってから母親と会うことも連絡を取ることもなかったので、報告する機会もなかっただけです)

毛玉さんのご両親と比べて、あまりにも会わせたいと言ってから時間がかかっていしまったので、「お母さん、オレに会いたくないのかなぁ」と毛玉さんを不安な気持ちにさせてしまい本当に申し訳なかったと思います。

 

そしてやっとこぎつけた顔合わせの日。

母は毛玉さんを質問攻めにしました。

仕事のこと、いつから付き合っているのか、どこで出会ったのか、毛玉さんの両親と同居の予定はあるのか、この子はそんなに体が強くないけれどそれでもいいのか、なぜ入籍の前に同棲するのか、などなど。

「そんなこと私に聞いてくれればいいじゃん」と思った質問も多かったですが、その顔合わせで私も久々に母と会いました。

だから毛玉さんに聞いたのでしょう。

たぶん母なりに私のことを心配してくれていたのだと思います。

 

娘の私でもげんなりするほど質問攻めでしたが(実際に何回か止めてみた)、毛玉さんは母からの11つの質問に丁寧に誠実に答えてくれました。

こんな素敵な人が私と結婚の話をここまで進めてくれて、本当に嬉しかったです。

 

そして質問が全て終わる頃には、母も私と毛玉さんの結婚と同棲を認めてくれました。

父はいるだけで何の反応もなかったので、最後に「父さんはどう思ってる?」と聞いてみたら「うん」と言ってくれました。

これで無事に両家の承認は取れたので、両家顔合わせをしてもらって同棲と入籍に進むだけです。

でも、全てとんとん拍子で進むのが人生ではありませんでした。

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めでたく(?)結婚を前提に同棲することになりました。 ということは、一緒に暮らす部屋を決めなければいけません。 それよりももっと大事なこともあります。 そう、両家両親へのご挨拶です。 「面倒そうなことはさっさと済まそう」と部屋探しよりも先に両親への挨拶 ... 続きを読む
194.毛玉さん⑭

めでたく(?)結婚を前提に同棲することになりました。

ということは、一緒に暮らす部屋を決めなければいけません。

それよりももっと大事なこともあります。

そう、両家両親へのご挨拶です。

「面倒そうなことはさっさと済まそう」と部屋探しよりも先に両親への挨拶を優先することにしました。

ちなみに毛玉さんのご両親には「会いたい」とずっと言ってもらっていたのですが、タイミングが悪くまだ1回も会えていませんでした。

なのでどちらに対しても初顔合わせです。

どちらにも初顔合わせですが、結婚を前提として同棲ですので「一緒に住む前に両家顔合わせも終わらせておいた方がいいよね?」という話になりました。

なので色々と毛玉さんと話し合った結果、最初に毛玉さんのご両親にご挨拶、次に私の両親に挨拶、そして日取りを合わせて両家で顔合わせをしてから一緒に住もう、という話でまとまりました。

 

あんなにタイミングが悪くて会えなかった毛玉さんのご両親。

ですが、「挨拶がしたいから時間を作ってほしい」となるとすぐに時間を作っていただけました。

伝えてその次の週末には時間を作っていただけたのですから。

本当に行動の早いご両親です。

 

実際にお会いしてみて、本当に毛玉さんにご両親は仲良くて素敵な方々でした。

失礼な話、お会いするまで、毛玉さんのことを「実家離れができないんじゃあ」とか「マザコンなんじゃあ」とか色々疑っていたのですが、こんなご両親なら尊敬して憧れるのも当然だと思いました。

結納も結婚式も住む場所も全部好きにしたらいい。

困ったことがあったら援助するけれど口は出さない。

将来的に同居をする必要もないと「騙されているんじゃない?」というくらいこちらの意見を尊重してくださるご両親でした。

 

ただ、反対されたこともありました。

「同棲するならもう籍を入れてしまえ」「アパートを借りるのは家賃がもったいないから家を建てろ」と、その2点です。

ご両親の言い分もわかります。

「同棲なんてはしたない」という価値観の世代でしょうし、「どうせ家を建てる(マイホームは毛玉さんの強い希望です)のなら家賃がもったいない」という言い分も尤もです。

ただ、私も毛玉さんも婚活で出会ってまだ半年も経っていません。

まだ一緒に暮らしながらお互いをじっくり見たい気持ちがありました。

それにマイホームも年齢を考えると早めに建てたいという気持ちもありましたが、一生もののことです。

私は見知らぬ土地に住むことになるわけなのでその土地にも慣れたかったですし、毛玉さんも家にはこだわりたいらしく、焦らずに計画を立てていきたいという気持ちでした。

そういう気持ちを話して、その反対された2点も認めてもらうことができました。

会うまで「どんな人たちなのだろう」ととてもドキドキしていましたが、素敵なご両親で本当に安心しました。

「こんな素敵な人たちと親族になれるかもしれない」と思うととても嬉しかったです。

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毛玉さんと付き合い始めて3ヵ月くらいが経った頃。 頻繁に「一緒に住みたい」と言われるようになりました。   私と毛玉さんが出会ったのは婚活です。 できたら半年から1年くらいで入籍したいですが、出会ってそんな短い時間しか一緒に過ごしていない人と結婚して、 ... 続きを読む
193.毛玉さん⑬

毛玉さんと付き合い始めて3ヵ月くらいが経った頃。

頻繁に「一緒に住みたい」と言われるようになりました。

 

私と毛玉さんが出会ったのは婚活です。

できたら半年から1年くらいで入籍したいですが、出会ってそんな短い時間しか一緒に過ごしていない人と結婚して、急に一緒に住んでやっていくのには不安があります。

もしかしたら短い付き合いではわからなかった「やっていけない」部分も暮らしてみて初めてわかるかもしれません。

免許証や保険証など、身元のわかるものはちょいちょい自然にチェックしていましたが、所詮婚活での出会い。

普通に職場や趣味の場で出会ったり、友人に紹介してもらった人よりは身元も、どんな人かも不確かです。

そして複数の友人からも「数年付き合っても結婚して実際一緒に暮らさないとわからないところがたくさんあった」という話を聞いていました。
実際にそれで離婚しちゃう人もいますし。

 

なので結婚する前の「お試し同棲」はアリだと考えていました。

一緒に暮らしてみて「ダメ」だと思えば、まだ婚姻届けは出していないので引き返せます。

でもだからといって結婚が前提ではない同棲は嫌でした。

何となく同棲して何年も経っているのに結婚してもらえない人も周りによくいますし、「結婚するから」と同棲を開始してずっと引き延ばされるのも嫌です。

だから毛玉さんには「いつ入籍するか決めてからじゃないと嫌」と言っていました。

先に入籍する日を決めておいて、2ヵ月か3ヵ月程度同棲してみて「問題なかったのでこのまま入籍しましょう」という形じゃないと嫌だったのです。

 

ある日のデートの時。

また毛玉さんが言いました。

「一緒に住みたいなー」

「ちゃんと入籍の日にち決めてくれなきゃ嫌」

「ブタちゃんの誕生日までには入れるよ。だってね、年末年始の休みに引っ越し終わらせておかなきゃ、ブタちゃんの誕生日が終わるまで引っ越しする時間取れそうにないんだ」

そんな話初めて聞きました。

「そんなにお仕事忙しくなるの?」

「うん。いつもこれからの時期は週に1回休めるかどうかなんだ」

毛玉さんは悲しそうに言いました。

今の時点でもよく休日出勤しています。

有り得ない話では全くありません。

「オレも不安だから結婚する前には同棲したいんだよ? でもね、今引っ越さないとブタちゃんの誕生日終わるまで引っ越しできそうにないんだよ」

 

私は悩みました。

やっぱりアラサー女性として、誕生日は大きな節目です。

誕生日までには入籍したい。

ちゃんと同棲をして、毛玉さんとやっていけるか見極めてから入籍したい。

私は入籍日を決めてから同棲したくて、毛玉さんはいつ入籍するか決めかねています。

しかしそんなことを言っていると毛玉さんが引っ越せるタイミングが私の誕生日の後になってしまう。

「誕生日までには絶対結婚してくれる?」

「するする」

「本当に?」

「うん」

「絶対?」

「絶対」

何回も念押しして、年末年始に引っ越しを終わらせて、年が明けてから同棲することになりました


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