178.彼にとっての結婚とは
お薬さんとの婚活が終わって私は考えました。
「彼にとって結婚とは何なのだろう」と。
私が他人に対して穿った見方しかできないせいか、「家事をしてくれて出産育児をしてくれる人なら誰でも良い」というように感じてしまいました。
でも家事なら家政婦さんを雇ったり、業者に頼んだりして外注できます。
子どもも「自分が欲しいから」というよりは「義務だから」という感じで、どことなく不気味でした。
父親の手術が原因で「人生の伴侶が必要である」という考えに至った割には、「妻」というものに頼っていないというか、甘えていないというか。
とても機械的な印象でした。
お薬さんの「恋愛が必要だとは思わない」という考えには私は大賛成です。
恋愛と結婚って本当に違うと思います。
恋愛のうちは何にしたってお互い自己責任ですが、結婚してしまえばそればお互いに責任を負うようになるのです。
恋愛から入っていざ婚約の段階になって「借金」「介護の問題」「結婚に対するスタンス」などなどの問題を聞かされるより、最初から自分と同じような価値観で問題の無い相手の中から「一生一緒にいられそうな相手」を探す方が私にはよっぽど合っています。
でも、お薬さんは条件ばかりで「一生一緒にいられそうな相手」であるかどうかは関係無さそうに見えたというか。
人柄はどうでもいいように見えました。
きっとそんな冷たい感じが婚活女性から嫌がられて結婚相談所でも成婚が長引いているのではないのでしょうか。
婚活なのでもちろん条件は大切です。
恋愛市場ではないので「人柄」だけでは判断してもらえません。
(残念ながらそれを「条件しか見ていない」と思ってしまう人もいるみたいですが)
でも、やはり「一生を共にする」となると条件だけで結婚できないのも事実。
「人柄」というのも必要になってくるのです。
でも、お薬さんにとっては「人柄」なんてどうでも良いことなんでしょう。
考えた割には、お薬さんにとって結婚って何なのでしょうか。
色々な方と婚活してきましたが、お薬さんみたいなスタンスの方と婚活したのは初めてでした。
条件だけで言えば、後半とはいえ30代ですし、年収も高いのでお薬さんは需要があると思います。
でもまだ結婚できていないのは、彼にとっての結婚と言うものが、一般的な価値観から大きく外れているからなんじゃないかなぁ、と思いました。
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