164.工場勤務さん③
「普通の冴えないアラフォー」だと思っていた婚活相手がちょっと私の理解の範疇を超える相手だったので、私は頭を抱えてしまいました。
色々と話がぶっ飛んでいます。
全部の個人情報を明かした訳ではありませんが、名前や連絡先、どんな職業に就いているか、どの辺りに住んでいて、どの辺りで働いているかはもう明かしてしまっています。
もし、もっとヤバい感じの人だったらすごく怖いです。
フラれた腹いせに身元を特定されて刺されでもしたらと思うと怖いです。
(さすがにそこまでする人はいないと思いますが)
「上手い断り文句はないものか」と考え込んでしまいます。
色々と考えて考えて。
結局は普通に断ることにしました。
どうせ断ることに変わりはないのです。
「こちらこそ昨日はありがとうございました。
連れて行っていただいたお店すごく美味しかったです。
ごちそうさまです。
次も誘っていただいてありがとうございます。
大変申し訳ないのですが、昨日お食事をご一緒させていただいて、工場勤務さんからはどこか壁を感じてしまいました。
すごく居心地が悪かったので、婚活を進めていくのは難しいと感じました。
これは私の方の問題なので申し訳ありません。
工場勤務さんは真面目で良い方なので、私よりもっと素敵な人が見つかると思います。
昨日はお時間いただいて本当にありがとうございました」
精一杯ぼかした断り方をしました。
「誠実」にこだわって正直に言って逆上させてしまっても怖いです。
「どんなメールが返ってくるんだろう」「キレられたら怖いな」
ドキドキしながら工場勤務さんからの返信を待ちました。
でも、工場勤務さんから返事が来ることはありませんでした。
「どうして?」と引き下がる気力まではなかったようです。
私が怯え過ぎていたようです。
でも、(恋愛ならまだしも)婚活で2回目のデートで家に招かれて「お兄さんにも会ってほしい」なんて怖すぎます。
それだけ結婚に対して真剣で前のめりだという風に捉えることもできますが。
でもやはり、恐怖を感じてしまいます。
「やっぱり40代が近付けば近付くほど、男性も焦るようになるのかなぁ」と憂鬱な気分になってしまいました。
でも焦るにしても、もっとスマートなやり方があるんじゃないでしょうか。
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